夏場に1ヶ月程度放置しただけで放電してしまった格安バッテリー。
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前のオーナーさんが新品交換してから8ヶ月程度とはいえ、前のオーナーさんも複数台所有であまり乗らない方だったので、現在の性能が気になるところ。

この「BMバッテリー」BT12A-BSという製品は、いわゆる「互換性バッテリー(非純正品)」で、SV650Sの純正バッテリーは「GSユアサ」YT12A-BSです。
まずはCCAを測ってみましょう。
このCCAは、コールドクランキングアンペアー(Cold Cranking Ampere)の略称で、そのバッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを示す性能基準値です。
具体的には、日本のJIS規格やアメリカのSAE規格の場合、摂氏マイナス18℃の環境でバッテリーを定電流放電させて、30秒後のバッテリー電圧が7.2V以上を保つことができる、限界の放電電流値だそうですが…
「新品のバッテリーに記載されたCCA値と、現在のCCA値を比較して劣化度合いを判定する」
ってことだけ分かっていれば十分な気がします。
で、互換性バッテリーの方には基準となるCCA値の記載がなかったので、純正バッテリーの基準値を調べたところ「175A」とのこと。
テスターの基準値を「200A」に設定(割合を出すために設定しているだけ)して、測定してみました。

まさかの「241.5A」と、基準値を大きく超える結果となりました。
電圧と抵抗値も測定したところ、

電圧が「13.13V」、抵抗値が「12.82mΩ」と___φ(。_。*)メモメモ.
数値上は問題なく使えそうな気がしますが、また1ヶ月ほど放置してバッテリーが放電されるか確認してみないと何とも言えませんね。

